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2. 貴方は「太公望」になれますか(その1)
■釣り人のことを太公望と言いますが、このいわれは紀元前1100年頃に遡ります。魚を釣りながら各地を放浪していた呂尚が周を建国した西伯(後の文王)と出会った時、西伯が呂尚の博識に驚き、「亡き父(太公)が待ち望んでいた賢者こそ、この人だ」と、呂尚を太公望と呼んで師としたとされています。こうしたことから後世に、魚釣りをしている人を太公望と呼ぶようになったのです。太公望は文王とその子武王に仕え周の建国に貢献しました。この「太公望」にちなんで、二つのことをお話したいと思います。まず今回は呂尚の行動に見習うべき点です。呂尚が認められ、後には斉一国を与えられるほどに立身出世したのは、博識だったことにあります。成功の原点は博識だったことにあったのですが、なぜそれほどに博識だったのでしょうか。魚を釣るという行動に名を借りて、長年にわたって各地を巡り歩き、その旅のなかで様々な知識や情報を吸収し、自分の知恵に昇華していったからです。現在のように通信手段も報道機関もない時代では、旅こそが知識を吸収し学ぶ手段だったのです。
■この知識を吸収し自分のものとして身につけることは、現代でも成功のためには欠かせないことです。これは株式投資においても変わることはありません。知識が乏しければ、金融機関の担当者や詳しい知人等の意見を聞いたとしても、様々な意見に惑わされるだけで、結局は付和雷同型の行動をとることになります。知識がなければ、他の意見が正しいかどうかも判断できず、失敗に終わることになりかねません。株価の動きだけに一喜一憂し、上手くいかないと奨めた人を恨み、責めることになりかねません。こうした行動は世間を狭くし、情報の窓を閉じてしまうことになります。株式投資のためには様々な情報が多く入ってくるように窓を開けておく必要があります。世間を狭くしてはいけないのです。そして、入手した情報を自分なりに咀嚼して、投資行動に結びつけるわけですが、そのためには少なくとも株価はどのような要因で変動するのか、銘柄選択はどのようにするのか、売買のタイミングはどのように考えるのかといったような基本的な知識を身に付けておかねばなりません。この知識があってはじめて自分の意志で情報を生かした銘柄選択ができ、投資タイミングを考えることができるのです。無手勝流で株式投資の成功はないと考えてください。太公望が諸国を巡り歩いて得たと同じだけのまず知識は、インフォバンクの入門講座で身に付けることができます。歩き回ることなしに知識が身につく便利な時代であることは有難いことです。知識を吸収し情報を集め、それを咀嚼するといった努力なくして、成功はないと考えなければなりません。次回は太公望にちなんだ二つ目のお話をいたします。
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