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43. グループ単位で人気の盛衰を考えよう

株式市場の特徴は、人気が個別銘柄だけで終わらずに、グループとして人気を集めることも多いということです。市場では××関連、○○関連といった形で、銘柄群がグルーピングされ人気化することがあるためです。「人は群れをなす」といいますが、相場における人気も群れで盛衰をみせることがあることを忘れてはなりません。このため、同じ人気で上がった銘柄のなかで、これだけは違う存在だと言ってグループを押し上げた人気が冷えてきたときに頑張ってみても無意味な場合があります。グループ単位の人気の盛衰に個別の銘柄も左右される場合があるのです。グループ人気が冷えたら早期に撤退することも時として必要です。IT人気が冷えたとき、関連する株式は程度の差はあれその影響からまぬがれないことが多いのです。
 
グループ人気には二つのケースがあります。一つはてテーマが誕生して××関連という形で銘柄群が一斉に注目されるケース、もう一つは特定の個別銘柄に材料が生まれて人気化し、これに類似した企業にも同様の期待があるとして人気の輪に加わってくるケースです。第一のケースはIT関連、バイオ関連、円高関連と言った形のものです。テーマオリエンテッドということができます。第二のケースは例えばフジテレビが買われ、連想でNTVやTBSに人気が波及するようなケースです。フジテレビだけの材料なのにNTVやTBSにも同様のことが期待できるとして注目されてくるわけです。個別銘柄オリエンテッドのグループ人気といえます。
 
このようにグループで人気が盛衰することがあることを知っておくと、これを上手く利用して人気に乗って成果を挙げることができるかもしれません。グループ人気は、先導銘柄が存在し、これを他の銘柄が追随する傾向をみせるためです。先導銘柄は第一のケースなら最も関連度の高い銘柄、第二のケースについては言うまでもありません。先導銘柄が動いてから追随銘柄が動く場合、この先導銘柄と追随銘柄が同時並行的に動き出すケースは少なく両者の間には人気のタイムラグがあり得ます。このタイムラグは僅かだとしても、このタイムラグを利用して追随銘柄の人気に初手から乗ることが可能な場合があります。人気の冷えるのも先導銘柄が先行するケースが多いですから、この動きをみて早めに撤退することもできます。先導銘柄に比べて追随銘柄は人気の程度ではどうしても遅れを取りますから、先導銘柄をいち早く捕まえることが望ましいわけですが、先導銘柄に乗り遅れたら追随銘柄投資がより成果を挙げられるかもしれません。

 

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