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60. 情報源を大切にするための心得

毎年12月は年賀状を送る季節となります。1年間お世話になった方に感謝の気持ちを込めて、またその年はやや疎遠にした方には新年も従来と変わらない支援を御願いする気持ちで送るのが年賀状、単なる儀礼的なものであってはならないと思います。なぜ、こんなことを冒頭から語るかといえば、株式投資においても友人を数多く持つことが大切だからです。友人を多く持つということは、それだけ投資の参考になる情報も多くなることを意味します。友人との単なる語らいのなかに、思わぬ投資情報が潜んでいることがあります。友人の話にヒントを得て、思わぬ成果につながったという話を耳にすることが多いのです。
 
私どもの知り合いが最近(2001年)海外に夫婦で旅行した時、同じツアーで医師夫妻と一緒になったそうです。異国で何度か食事を共にするうちに親しくなったそうです。成人病で話が弾んだ時、血圧は自分で定期的に測ることが大切だという話になったそうです。血圧はTPOでかなりの違いがあるためだそうです。この話のなかで簡易血圧計メーカーの日本コーリンと仕事がら付き合いがあるが、あの会社は伸びると思いますよと語ったそうです。友人は帰国してから業績などを調べて投資した結果、成果を挙げたということです。話を聞き流すことなく、これをヒントにして投資成果に結びつけたのは立派だといえます。
 
このようにヒントは様々な機会に得られるわけですが、ともすると重要な情報源である友人から些細なことで、情報を得られなくなる人もいます。情報を生かして投資するか、あるいは見送るかを決断するのは自分です。ところが、この情報で投資してもなかなか動かないこともあるわけです。このような時に情報をくれた人に、あの話はどうなっていると、頻繁に質問する人が少なくありません。情報をくれた人も、株価が上昇するかどうかは分からないで話しているだけですから、質問されても困るわけです。こんなことが繰り返され、挙句の果てには泣き言まで言われるようになれば、情報源の人は何も話さない方がよかったという気持ちになり、その後は話す機会があっても当り障りのない話だけになってしまいます。これで大切な情報源を失うことになります。
 
情報源の情報はあくまでもヒントです。これで投資行動を起こした成果を情報源に求めてはいけないのです。失敗しても文句はいわず、投資したことさえ語らない。ただ、成功した時はお蔭様で儲かったと感謝の言葉をかける。そうすれば、情報源の人は気軽に様々なヒントを与えてくることになります。情報をくれた人に結果はどうあれ、嫌気をさすような言動を慎むことが、逆に情報が黙っていても入ってくることにつながるのです。情報源は大切にしなければなりません。そして、できるだけ増やしていかなければなりません。これが株式投資で成功する重要な秘訣なのです。もちろんヒントを貰っても、これを咀嚼して生かす力がなければどうにもなりません。自分の感性を磨く努力が必要なことはいうまでもないことです。

 

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