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62. 連想ゲームに似た発想力を大切にしよう
■正月休み、子供達や兄弟でゲームに興じる姿を各家庭でみることができます。ゲームの内容も時の移り変わりとともに変わっていき、むかしは歌留多、トランプ、双六などだったものが、最近はゲーム機やパソコンを使ったゲームが中心になっているようです。所得環境やテロ事件などで巣ごもりの傾向が強かった今年の正月だったようですが、巣ごもりのため逆にゲームソフトなどの販売は好調だったようです。ところで、ゲームとえば、むかしNHKで連想ゲームというゲームがありました。想像力・発想力を競うゲームで人気番組でした。株式市場はまさに想像力・発想力を競う市場です。ゲーム感覚で想像力・発想力に磨きをかけていただきたいものです。毎日多くの事象がニュースとして流れます。そのニュースをニュースだけのこととして受け止めただけでは、他に先んじた投資チャンスは巡ってきません。そのニュースはニュースとして、それにつながる材料を考えていくことが大切です。これが発想力というものです。
■一例を挙げてみましょう。2001年は暮から円安の動きが強まっていきました。クリスマスの時期には3年2ヵ月ぶりに130円台に乗せたと報道されました。この時、一般人はただそれだけの受け止め方、旅行好きのOLは海外旅行が高くなると心配し、ヘソクリでドル預金をこっそりしていた主婦はいくら儲かったかと頭のなかで計算しているでしょう。株式に興味のある人は、当然円安ならどこが得するかと考えるのが自然です。そして、円安は輸出関連企業にプラスになるから、トヨタ、ホンダ、ソニーなどが良いだろうと考えるとします。これは間違いではありません。ただ、ここまでは誰もが考えることであり、発想力を働かしているとはいえません。円安が輸出企業にプラスで輸入企業にマイナスになることは誰もが考えることです。ここから先まで考えてみることが大切なのです。
■例えば、このように考えることができます。円安によってドルベースで考えると、円資産を従来より安く手に入れることができるということだから、日本企業を従来より安いコストで買収できるということになる。円安が続くとなれば、日本企業の買収が増えるかもしれない。外資が注目している業界はM&Aを材料に人気になる可能性がある。その一つが医薬品業界だ。医薬品では外人持株比率の高い中外製薬がロシュの傘下に入った。他で外人持株比率が高いのは山之内製薬と塩野義製薬、株価が低い塩野義製薬が話題になる可能性もあるかもしれません。一例でしかありませんが、円安という材料でここまでの連想力を働かすことができたら立派なものです。こうしたことが、思わぬ大きな成果につながるものです。他の人とに先んじるためには、実際に投資するかどうかには関係なく、こうした連想を常日頃からゲーム感覚で行ない、発想力を磨くことが大切なのです。
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