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81. 株式投資に成功法則はあるのか
■株式投資は成功しなければ意味がありません。株式で儲けるタイプ、損するタイプについて紹介しましたが、これが決定的なものであるなら、損するタイプの人は株式投資に手を染めない方がよいということになります。しかし、どんな人でも株式投資で成功する可能性はあります。ただし、株式投資で成功する絶対的な法則があるわけではありません。よく株式必勝法と称する書籍にお目にかかりますが、必勝法があると語る人は恐らく「嘘つき」か「詐欺師」に違いありません。必勝法が事実とするならば、それを説く人は大金持ちになっているはずです。しかし、株式評論家で資産家になったという話は聞いたことがありません。
■一度や二度の成功経験だけで必勝法だと考えたら大きな間違いなのです。株式というのは、その商品特性から考えて必勝法が存在することを許さないためです。極端な例を挙げてみましょう。ご承知のように株式の売買は売る人と買う人があって成立します。ある必勝法と称する手法で買い信号が出たとします。この時売り物が出てくる保証はありません。売り物のないままに買い気配で必勝法が示す株価まで上昇してしまい、売り物が出た時は天井圏ということになりかねません。これでは必勝の可能性は下がり、成功するかしないかは運次第ということになります。
■結局、株式投資には必勝法はなく、成功する確率を高めることしかないわけです。したがって、成功確率を高くすることこそが成功法則と考えればよいでしょう。問題は確率を高めるだけの成功法則ですら絶対的なものはないのです。各人それぞれに自分に合った成功法則を見つける必要があるのです。これも試行錯誤の繰り返しのなかで自分なりの法則を作り上げていくことになります。試行錯誤の過程では当然損することもあります。株式投資でも授業料が必要だと古老は語りますが、こうしたことを指しているのです。成功例と失敗例を、ただ運の良し悪しで片付けてしまうことなく、その原因を整理していけば、だんだんに自分に合った投資法則が読み取れるようになるのです。
■株式の投資行動はそれぞれの性格に影響されることが大きいことは、儲けるタイプ、損するタイプにみた通りです。それだけに自分の性格にマッチした投資方法を探し出すことが大切なのです。これが成功確率を高めるための第1のステップと考えて下さい。この自分の性格にマッチした方法によって「合理的」に行動する。この「合理的」ということも重要なのです。これが成功確率を高めることにつながります。具体的には次回にお話いたします。
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