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| 80.底値圏の10月安値は相場の転機? ■相場や個別銘柄の株価に習性があるとすれば、この習性を熟知しておくことが相場に取り組んだ場合に勝利の確率を高めることになります。相場にどのような習性があるのかは相場の過去の動きから知ることができます。習性には様々なものがありますが、ここでは相場の季節性について考えてみましょう。株式は安値で買って高値で売るのが原則ですから、この安値を付けるのがいつ頃か、高値を付けるのがいつ頃かということが分かればタイミングを図る参考になります。そこで1949年の東証再開以降、2001年までの53年間の年間を通しての安値月と高値月を調べてみました。 ■安値月は1月21回、3月3回、4月3回、5月1回、7月4回、8月2回、9月1回、10月5回、11月3回、12月10回です。また、高値月は1月4回、2月2回、3月3回、4月4回、5月3回、6月4回、7月2回、8月4回、9月4回、10月3回、11月2回、12月18回です。これだけでは季節性を明確に読み取ることはできません。安値は1月が圧倒的に多く、高値は12月が多いというのは、過去53年間のうち、最近12年間を除けば大勢的に上昇基調にあったためとみることができます。そこで年末年始を除外してみますと、安値は10月が5回と最も多いのが目に付きます。また3−5月、6−8月、9−11月と3ヵ月ごとでみますと、3−5月7回、6−8月6回、9−11月9回になります。秋に安値を付けることが相対的多かったわけです。高値については分散しており目立った特徴はありません。 ■安値を付けた回数が年初年末以外で最も多い10月の5回をチェックしてみますと、62年、74年、82年、90年、98年で、いずれも大幅下落後の安値を付けた時です。その後は短期に大きな反発をみせています。1216円(62年10月)→1634円(63年4月)、3355円(74年10月)→4564円(75年5月)、6849円(82年10月)→8026円(82年12月)、20221円(90年10月)→27146円(91年3月)、12879円(98年10月)→18532円(99年7月)と、4回は安値から9ヵ月以内に3割以上の上昇、残る1回も2ヵ月で17%の上昇をみせました。 ■この経験則を考えた場合、今年2002年10月は注目の月になりそうです。株価水準は記録的水準にまで下落しており、バブル後の最安値水準にあります。それだけに過去の経験則だけから考えれば、この10月あたりを転機にして、2003年半ばまでには3割程度の上昇をみせる可能性があるということになります。もちろん相場が過去の経験のように動くという保証はまったくありませんが、暑気払いを兼ねて、これが実現するための環境条件などを考えてみるのはどうでしょうか。 |
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