| ■オフィス市況■ |
■オフィス賃貸市場に関するデータは、オフィス仲介を行う企業数社からそれぞれ独自のものが公表されています。ここでは三鬼商事から公表されているデータをもとにオフィス賃貸市場を概観します。 ■三鬼商事の調べでは2002年末の東京ビジネス地区(千代田区、中央区、港区、渋谷区、新宿区)の平均空室率は前年比3.33ポイント悪化し、7.36%となりました。いわゆる2003年問題で超大型ビルの新規供給が続いていることと、企業のリストラによるオフィス床縮小の動きが続いていることがその要因です。2003年2月末には7.99%とほぼ8%水準に達しています。2003年2月末の空室率を新築ビル(竣工後1年内のビル)と既存ビルに分けると、新築ビルの空室率は29.51%と非常に高水準です、2002年春以降、概ね30%前後の高い空室率が続いています。既存ビルの空室率は6.93%です。こちらは2002年春の4%台から緩やかに悪化しています。 ■賃料の下落は続いています。2000年から2001年にかけて比較的良い時期もあったのですが、バブル崩壊以降ほぼ一貫して賃料値下がりが続いています。新築ビルを供給する側は、フリーレントの導入や賃料値下げによって最新鋭のオフィスビルにお借り得感を出すことによってテナントを確保しようとしています。既存のビルは、対抗上、さらに思い切った賃料値下げが求められるのです。現在の大量供給と、需要の縮小が解消するまでは下落傾向に歯止めがかかるのは困難です。 |
| Copyright (C)2000 Infobank Co.,Ltd. All rights reserved. | |