国際収支統計(Balance of Payment)

国際収支統計(IMF方式)は、一定期間の一国の居住者と非居住者(外国での居住者)との間の財、サービス、資産や負債の受取り、その収支尻を表すものです。国際収支の動向は、外国為替相場に大きな影響を与えるため、常に注目しておく必要があります。また、国際収支表ではその双方が複式簿記の原則により計上される(収支の合計がゼロ)ので、国際収支表全体を見ることにより、ある収支の黒字が他のどのような収支の赤字と対応しているかといった、収支構造を分析することもできます。(例えば商品の輸出の場合、貸方に輸出の増加〈商品の減少〉が、借方に対外資産の増加〈現金や輸出手形の受取り〉が同額計上されます。)

経常収支はモノとサービスの海外取引の結果表れる受け取りと支払いの収支尻のことです。
@モノの輸出と輸入の差額である「貿易収支」
A輸送・旅行・運賃・保険などサービス収支を表す「貿易外収支」
B海外からの純要素所得(雇用者の報酬と投資利益の受払い等)を表す「所得収支」
C贈与などの所得(対価を伴わない物資、サービス)移転の収支尻を表す「経常移転収支」
を合計したものです。
 

*商品やサービスの輸出の増加は直接GDPを押し上げ、逆に輸入の増加はGDPを押し下げます。 つまりその国の貯蓄と投資の差を表していると言えます。

                                               
資本収支は資金の流出入を表したものです。
@海外企業買収・現地法人設立等によって海外へ資本流出したり、国内企業買収等で海外から資  本が流入したことに伴う資金収支を表す「直接投資」
A国内投資家が海外証券へ投資したり海外投資家による国内証券投資の収支を表す「証券投資」
を合計したものです。

外貨準備増減は日銀が保有する外貨や金などの増減額のことです。